株式会社ラスカム

電解マーキング警告表示

労働安全と機械安全操作を両立
現場に合ったデザインの提案
警告表示のマーキング方法
定形品の紹介

労働安全と機械安全操作を両立

警告表示を通じて製造現場の安全意識を高める

製造業の中でも、特に食品加工製造業における労働災害は年々増加傾向にあり、年間26,000件以上（※1）も発生しています。その中でも多いのが「巻き込まれ・はさまれ」「切れ・こすれ」「転倒」。これらによる重篤な災害に繋がる事故が多く発生しています。

巻き込まれ

例）
・作業中に見つけた異物を取り除こうとしてカッターに手を挟まれる
・撹拌機の洗浄中、電源を切り忘れて腕を巻き込まれる
・ミンチ加工の詰まりを直そうとして、手がスクリューフィーダに巻き込まれる
・液体の入った容器を運ぶ途中、塗れた床でバランスを崩して転倒する
・故障したバンドソーを点検しようとしたところ、急に動き出し手指を切断

食品加工製造業は、食品加工用機械による死傷災害が特に多い状況です。
現場でのヒヤリ・ハットを未然に防ぐためにも、危険表示・警告表示による注意喚起で製造現場の労働災害を少しでも減らすことができるよう、当社では電解マーキングで、誰にでもわかりやすく視覚的に「危険を見える化」し、安全意識が高まる警告表示を提案しています。

警告表示比較

※1　https://www.jisha.or.jp/ 中央労働災害防止協会：労働災害分析データ 2020年8月11日、令和元（平成31）年分のデータ参照
※2　https://anzeninfo.mhlw.go.jp/ 厚生労働省　職場のあんぜんサイト：食品加工用機械災害[安全衛生キーワード]　参照

現場に合ったデザインの提案

誰にでも分かりやすいデザイン

警告表示

マークの色
電解マーキングは対象素材に酸化被膜を形成するため、マークは素材の酸化物の色になります。警告表示は部分的に赤、オレンジ、黄色の使用が推奨されていますが、これは必ずしも色で識別する必要があるわけではありません。電解マーキングは素材がステンレスなど鉄を含む場合は黒いマークになります。その代わりに警告メッセージがより目立って分かり易くなるようにマークのデザインを改善し、マークの大きさとコントラスト、線の太さと白抜き文字の使用によりはっきりとした図記号を表現しています。

マークのデザイン
働き方の多様性に伴い、高齢者や外国人労働者など働く人誰もが理解しやすく、見やすいデザインを常に心がけています。文字はユニバーサルデザインを使用し、文字間隔やサイズにも注意し読みやすさ第一に考えます。また、外国人労働者のために、母国語による多言語表示や、「豚」を「buta」と日本語の読みをローマ字表記に変換し、わかりやすくするなど、現場の環境に応じたデザインを作製します。ピクトグラムなどの図記号は、ひと目で見てその危険性が分かるように、より具体的な内容を示す工夫をしています。デザインはお客様と打ち合わせをし、現場の環境に合ったひとつひとつのデザインを提案しています。

警告表示_デザインの変遷