トレーサビリティ導入で広がる用途
トレーサビリティ導入や業務の効率化に、電解マーキング×自動認識で広がる用途
製造現場のトレーサビリティ導入において、これまでも活用されてきた2次元コードをはじめとした自動認識システム。
多くは、シールやラベルなどに印字した2次元コードが使用されてきましたが、これらよりも異物混入などを防ぎ、安全性を高められる点で、現在、電解マーキングを使った自動認識システムが注目されています。
電解マーキングで作成した2次元コードは、消えない、剥がれない、さらに簡単にどこでもマーキングが可能。食品製造現場の衛生管理、クリーンな環境が求められる医薬品製造、精密機器製造現場など、異物混入対策が必要とされる場面での安全性強化を実現できます。
特に食品製造現場ではHACCP導入により、容器や工具などに使用年月日や原材料などの情報を2次元コード化し、食品の衛生・品質を管理するために使用されている例も多数あります。電解マーキングのコードなら日々の洗浄作業でも消えないことから、導入後も長くトレーサビリティ環境を維持できるとの声もいただいています。
ラスカムでは、自動認識に最適な電解マーキングシステムの提供と共に、2次元コードの製作もサポートしています。
製造現場での導入事例
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食品工場の調理現場で
新工場稼働前に、ボウル300個にトレーサビリティ追跡情報の2次元コードを直接マーキング。
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業務用換気扇メーカーの現場で
2次元コードで劣化の早い部品の使用履歴が確認可能に。高温や油のある場所、高圧洗浄でも消えないマーキング。
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医薬品メーカーの現場で
タンクやドラム缶の管理でトレーサビリティ体制が実現。金属の反射面においても読み取りやすく、高圧洗浄にも耐えるマーキング。
導入支援
お客様ニーズに合わせてシステム構成・マークの作成方法をご提案致します。
例えば工具や容器、鋼製小物など少量多品種にマーキングする場合は形状に合った付属品の選定、マークサイズの確認、2次元コードの作成方法、マークの読み取りまで、ユーザー様にとって最も効率よく簡単に導入いただける方法を考えご提案いたします。
オストリングマーキングシステムを使った、二次元コードの作成と読み取り
金属面の読み取りについて
自動認識の導入には、電解マーキングシステムと2次元コード、マークを読み取る機器が必要です。通常、金属表面から2次元コードを読み取る場合、光の反射の影響により読み取りが難しくなります。
当社が推奨する「MCR-H700シリーズ」は、今まで読み取りが難しかった金属の湾曲面、鏡面でも読み取りが可能です。極小&印字薄の難読マーキングにも強く、金属面のダイレクトマーキングの読み取りに最適です。
導入ご検討の際はご相談下さい。
2次元コードの作成
製品番号・個別管理など、一つひとつ異なる情報の場合は、ブラザー製の「P-touch」を使用したステンシルテープの版で、その場で簡単に作成することが可能です。既存データを取り込んで2次元コードを作製し効率よく版を作製することもできます。
同じコードを繰り返し使用する場合は、約2000回使用できるエクセル版の作成・出力サービスも用意しています。用途に応じた使い分けが可能です。